海の自然をぜいたくに楽しむ。南紀・絶景ロードトリップ

太平洋に突き出る、日本最大の半島・紀伊半島。どこまでも続く水平線とダイナミックな海岸線は、ロードトリップ先としてはこれ以上ない選択肢。車の窓からは、時間とともに刻々と変化する海沿いの景色が流れるように移り変わっていく。絶景を辿りながら潮風を感じ、この土地ならではの味を探し求める、海をテーマにした1泊2日の旅。
海が創り出す景観と文化
南紀の海と山に囲まれたロケーションに佇む「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山熊野古道すさみ」。ラウンジやテラスから望む太平洋の景色が魅力。
07:30 新大阪駅
10:00 白良浜
11:00 鳥毛洞窟
12:30 BUSH
14:00 エビとカニの水族館
17:00 レストラン蒼海
18:15 フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山熊野古道すさみ
Day1 総移動距離 209.32km
Day1 合計移動時間 約4時間 5分
1日目は、紀伊半島を南下しながらスポットを巡り、「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山熊野古道すさみ」を目指す。太平洋の荒波が作り出した迫力ある景色を体感しながら、海の幸を堪能できるカフェ・レストランに立ち寄り、エビとカニをテーマにした「エビとカニの水族館」など、ユニークなスポットを旅する。
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約2時間30分
和歌山の美しい海を求め、大阪から和歌山・白浜へ。潮の香りと波の音が旅の気分を盛り上げてくれた。
干潮が導く「鳥毛洞窟」への道
志原海岸から鳥毛洞窟を目指す
道の駅「志原海岸」に車を停め、「鳥毛(とりけ)洞窟」を目指して歩き出す。ここは、自然の浸食によって長い時間をかけて形づくられた、二つの大きな洞窟が並ぶ場所だ。干潮の時間帯でなければ近づくことができないため、向かう前からどこか冒険に出かけるような気分になる。
濡れた岩場で足を滑らせないよう慎重に進み、30分ほど歩いてようやく到着した。落石の危険があるため洞窟内部へ立ち入ることはできないが、長い年月をかけて侵食された岩肌には、自然が刻んだ模様がはっきりと残っていた。
景色と人に迎えられて「BUSH」
岬の先で、ひと息コーヒーブレイクを
見晴らしのいい見老津の恋人岬。夕日を望むスポットのすぐ目の前にあるのが「BUSH」だ。店を始めたのは8年前。かつて喫茶店だった建物をリノベーションした、地中海の街角にありそうなイタリアンカフェだ。
しかし、店内の壁に使われている石は真下の崖から運ばれたものだったり、かつて恋人たちが愛を誓って掛けた南京錠がテラス席に残されていたりと、この場所ならではの名残も大切に受け継がれている。
BUSHのスタッフのみなさんは、出自や年齢の違いを感じさせないほどフレンドリーな雰囲気で働いている。その様子を見ているだけでこちらまで自然と笑顔になる。美しい文様のキャラメルマキアートとチョコケーキを注文。目の前に広がる絶景を眺めながらのコーヒーブレイクは、旅の途中に訪れた、束の間の安らぎの時間となった。
約15分
「BUSH」のみなさんと名残惜しく別れ、店を後にする。次の目的地はすさみエリアだ。
甲殻類の世界に触れるひととき「エビとカニの水族館」
道の駅すさみ隣接、生きものに触れる体験
訪れた「エビとカニの水族館」は、「道の駅 すさみ」に隣接した場所にある。館内ではエビやカニを中心に、約200種もの甲殻類が展示されており、専門的でマニアにはたまらない、じっくりと観察できるスポットだ。
一方で、道の駅の駐車場からはペンギンが楽しげに泳ぐ姿を目にすることができ、敷居の高さを感じさせない。実際に生きものに触れられるコーナーでは、カニだけでなくサメにも触ることができた。初めて触れたサメの肌はざらりとしていて、「サメ肌」という言葉はこの感触から来ているのだと、妙に納得してしまった。
海の景色を眺めながら、地元の味に舌鼓「レストラン蒼海」
ぷりぷり食感の海鮮フライを絶景とともに
生き物に触れた後は、同じ敷地内にある「レストラン蒼海」まで徒歩で移動する。このレストランでは、近郊で採れた新鮮な魚を中心に、さまざまなメニューを提供している。大きな窓からは名所・江須崎と太平洋を一望でき、景色を眺めながら食事を楽しめるのも魅力だ。
がっつり食べたい気分だったので、「海鮮フライ定食」を注文。かます、マグロのフライとメンチカツ、エビフライといった地元の食材の盛り合わせだ。どれも身がしっかり締まり、ぷりぷりとした食感で、ひと口ごとに素材の旨味が口いっぱいに広がった。
海に沈む夕日と温泉「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山熊野古道すさみ」
ロビーラウンジから夕日を望み、望海のゆで疲れを癒す
お腹いっぱいになり満足した後は、すぐそばにある「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山熊野古道すさみ」にチェックインした。手続きを進めていると、ホテルスタッフの方が親切に声をかけてくれた。「今の時間なら、ロビーラウンジや客室から夕日が落ちるのが見られますよ」とのこと。ロビーラウンジに向かうと、海に沈む美しい夕日を目にすることができ、感謝の気持ちが湧いた。
先に夕食を済ませてからホテルに向かったのには理由がある。館内には温泉施設 「望海のゆ」 があり、客室フロアのエレベーターから直接地下1階の入口に行けるため非常に便利だ。露天風呂からは太平洋を望むことができ、心地よい潮風とともに身体がじんわりとほぐれていくのを感じた。