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和歌山 - 美浜

日本最古の巡礼路を巡る、世界遺産・熊野の旅

a large black arch over a road

平安時代に信仰の中心地として栄え、上皇や貴族のみならず、多くの平民までもが参拝に訪れた熊野。2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界文化遺産に登録されると、日本国内だけでなく、海外からも旅行者が訪れるようになった。そんな聖地・熊野を、古道が残る山と美しい景色を楽しめる海を織り混ぜ、日本の歴史と文化、その根源に触れる1泊2日の旅。

熊野本宮大社に参拝し、古道を歩く

a room with a large table and chairs

オーシャンビューが「フェアフィールド・バイ・マリオット三重熊野古道みはま」の魅力。時間とともに移り変わる海の景色を堪能できる。

07:30 新大阪駅

11:00 熊野本宮大社

12:00 しもじ 熊野本宮店

14:00 熊野古道・横垣峠

17:00 フェアフィールド・バイ・マリオット・三重熊野古道みはま

  • Day1 総移動距離 207.088 km

  • Day1 合計移動時間 約5 時間 5 分

a flag from a pole

旅のはじまりは熊野三山のひとつ、「熊野本宮大社」から。全国に4700社あるとされる熊野神社の総本宮。そのはじまりは崇神天皇33年からと伝わる。参拝後は、「熊野古道 横垣峠」へ。短かいセクションではあるが、かつての景色をいまに残す古道を歩く。

***

新大阪駅 07:30
155km 移動
約3時間30分
Travel Icon
熊野本宮大社11:00
a foggy morning over a lake

新大阪駅から国道168号線を南下。山深い道の先に、最初の目的地・熊野本宮大社を目指す。

熊野三山の聖地「熊野本宮大社」

a large arch in a park

a building with trees in the background

社殿のない聖地・大斎原を歩く

旅の始まりにたどり着いたのは「熊野本宮大社」。熊野三山のひとつとして、古くから篤い信仰を集めてきた聖地だ。かつて社殿は、熊野川・音無川・岩田川が合流する「大斎原(おおゆのはら)」に鎮座していたが、明治の大洪水を経て現在の社地へと遷座した。杉木立に囲まれた境内には静寂が満ち、熊野詣での歴史と自然信仰の深さを今に伝えている。全国に広がる熊野神社の総本宮として、今も多くの参拝者を迎えている。

a gravel path with trees on the side

現在の本宮から歩いて10分ほどの場所にある大斎原。広大な河原の中央には、日本最大の大鳥居が静かに立つ。その先には現在の位置に遷座が叶わなかった大神様をお祀りしている石祠が2宇ある。それでも一歩足を踏み入れると、かつて神々を迎えていた場所であることを、身体が先に理解する。大斎原には、今なお祈りの記憶が静かに息づいている。

親子で守り続ける、うすかわ饅頭「御食事しもじ 熊野本宮店」

a plate with a piece of food on it

a bowl of soup with meat and noodles

四代目から五代目へ、饅頭に託す想い

長時間のドライブに加え、境内を歩き回れば自然と空腹を覚える。熊野本宮大社の目の前に店を構える「しもじ 熊野本宮」に立ち寄ることにした。注文したのは、和歌山県名産の高級黒毛和牛・熊野牛を贅沢に使った「熊野牛 肉うどん」。さらに、店の名物である「うすかわ饅頭」も合わせて頼む。滋味深い味わいで、気づけばどちらもあっという間に平らげてしまった。

a group of people standing outside

うすかわ饅頭は、しもじで約100年続く名物菓子だ。現在の店主・下地和久さんは四代目にあたり、現在は息子さんが五代目として家族総出で店を切り盛りしている。40年ほど前までは、近隣に同じ饅頭を扱う店が数軒あったというが、今ではここ一軒のみ。「ご高齢の方が懐かしんで買いに来てくれるので、絶やさず残していきたい」と和久さんは穏やかに語ってくれた。

a building with a sign in front of it
しもじ 熊野本宮店
647-1731 和歌山県田辺市本宮町本宮283−1
9:00〜14:00

しもじ 熊野本宮店 13:00
39km 移動
約1時間
Travel Icon
熊野古道・横垣峠14:00
a bridge over a road with mountains in the background

熊野川に沿って国道311号線を走り続ける。本宮周辺に見られる荒々しい岩場を抜け、道は次第に緑の濃い里山へと入っていく。

「熊野古道・横垣峠」を歩く

a stone steps in a forest

a stone steps in a forest

神木公民館から横垣峠を目指して歩く

せっかく熊野を訪れたのなら、熊野古道を歩きたいと事前に計画していた。選んだのは、熊野古道・伊勢路の本宮大社を目指す「横垣峠」。神木公民館に車を停め、徒歩で峠を越えたのち、バスで戻る行程だ。

みかん畑を抜けると林道の入口が現れ、いよいよ峠道が始まる。道中には名所の「水壺地蔵」が佇み、そこからさらに歩を進めて標高305mの山頂へ。視界が開けると、その先には海が広がっていた。かつてこの道を行き交った人々も、同じように「海が見えた!」と声を上げていたのだろうか。

a view of a valley with trees and a body of water in the background

山頂のすぐ先には「神木流紋岩の石畳道」が続き、石に付いた苔の緑がひときわ美しい。その後は舗装道路を歩き、阪本集落の美しい棚田を横目に「亀島の石灯籠」を拝む。最後は高千良バス停からバスに乗り、車を停めた神木公民館へと戻った。

a stone sign on a rock wall with trees in the background
熊野古道・横垣峠
519-5201 三重県南牟婁郡御浜町神木

*歩く際は、コースマップをご参照ください

県境の町で味わう一杯「フェアフィールド・バイ・マリオット・三重熊野古道みはま」

a sign on a building

a room with a table and chairs

歩いた1日を締めくくる、最高のご褒美時間

遅めのチェックインになったが、荷物を降ろしベッドに体を横たえると、歩き疲れた体も心もほぐれていく。ロビーのマーケットプレイスを覗くと、三重・伊勢の「ISEKADO」と、和歌山・南紀白浜の「ナギサビール」のクラフトビールが並んでいた。御浜は三重と和歌山の県境なのかと自分を無理やり納得させ、両方を購入して飲み干す。たくさん歩き、峠も超えた1日の締めくくりに、最高のご褒美の時間となった。

a building with a sign on the front
フェアフィールド・バイ・マリオット・三重熊野古道みはま
519-5204 三重県南牟婁郡御浜町阿田和6115−13

1泊1室 ¥15,730〜